【藤井聡太の対局速報】7月16日棋聖戦第4局の形勢判断と結果!ヒューリック杯の行方は?
2020年7月16日、ヒューリック杯棋聖戦の第4局が注目を浴びています。
天才棋士・藤井聡太7段が、初タイトルを獲得するかどうかの大一番!
現在3冠を保持し、棋界最強とうたわれる渡辺明棋聖相手に、どんな勝負を繰り広げるのか?
ここまでの3局は、
藤井7段 2 ー 1 渡辺棋聖
5番勝負の棋聖戦は先に3勝したほうがタイトルを獲得します。
持ち時間は各4時間。
9時に対局開始で、終局は夜になります。
前置きはこれくらいにして、棋聖戦第4局の形勢判断を紹介していきます。
★【藤井聡太の対局速報】7月16日棋聖戦第4局の形勢判断
●10時45分ごろの局面
先手:渡辺棋聖
後手:藤井7段
AIの形成判断では、
藤井7段 50%
渡辺棋聖 50%
となっています。
(数字が多いほうが有利)
渡辺棋聖が2九飛と指した局面です。
第2局と同じような序盤になりましたが、渡辺棋聖が変化を見せ、違った将棋になる模様です。
まだまだ序盤だけに、白熱した勝負に期待ですね。
●昼食休憩中の局面
藤井7段:47%
渡辺棋聖:53%
6%ほどの開きがありますが、このくらいはまだまだ互角とみなします。
残り時間は、
藤井7段:2時間39分
渡辺棋聖:3時間27分
藤井聡太7段の角がどのように働くかが見所になりそうです。
ちなみに、井上慶太9段と都成竜馬6段は、昼食休憩中に後手持ちとコメントしていました。
●午後3時ごろの局面
藤井7段:39%
渡辺棋聖:61%
残り時間は、
藤井7段:1時間35分
渡辺棋聖:2時間02分
やや渡辺棋聖が有利な状況になっています。
手番は先手。
5七銀、8五歩、6四銀などがAIの候補手に上がっています。
また、2六の桂馬が3四に跳ねて金を取るのも候補になっています。
桂馬と金の交換ですから、先手が有利なのでしょう。
●午後4時ごろの局面
藤井7段:35%
渡辺棋聖:65%
残り時間は、
藤井7段:1時間05分
渡辺棋聖:1時間33分
手番は先手。
じわりじわりと先手が有利を広げています。
候補手は、
・3四桂
・6四銀
・4三歩
などがあがっています。
先手は駒得を主張できそうですし、駒の働きも伸び伸びしています。
しかし藤井7段は後半の巻き返しで逆転することが多いので、まだまだどちらが勝つかわからない状況です。
●午後5時ごろの局面
藤井7段:44%
渡辺棋聖:56%
残り時間は、
藤井7段:35分
渡辺棋聖:1時間05分
後手が2五金と着手し、手番は先手。
候補手は、
・3四歩
・9七角
・5五銀左
・1四桂
・4二歩
などが出ています。
攻め将棋の渡辺棋聖ですから、左辺よりは右辺をどうにかしそうですが・・・
●午後6時ごろの局面
藤井7段:57%
渡辺棋聖:43%
残り時間は、
藤井7段:20分
渡辺棋聖 : 19分
後手が5三桂不成と着手し、手番は後手。
候補手は、
・同桂
が出ています。
この局面で、ついに後手に数値が触れました。
まだまだ先は長く、時間もない終盤戦。
どちらが勝つかまだまだわかりません。
●午後6時30分ごろの局面
藤井7段:60%
渡辺棋聖:40%
残り時間は、
藤井7段:12分
渡辺棋聖 : 7分
後手が8六桂打ちと着手し、手番は先手。
候補手は、
・4八歩
・8二馬
が出ています。
ここからが長いのがプロの将棋。
勝負の行方はいかに?
●午後6時45分ごろの局面
藤井7段:81%
渡辺棋聖:19%
残り時間は、
藤井7段:5分
渡辺棋聖 : 4分
先手が6四桂打ちと着手し、手番は後手。
候補手は、
・3七桂
・3四桂
・4六桂
が出ています。
●午後6時50分ごろの局面
藤井7段:82%
渡辺棋聖:18%
残り時間は、
藤井7段:5分
渡辺棋聖 : 1分将棋
先手が5二桂成りと着手し、手番は後手。
候補手は、
・同飛
・3二玉
が出ています。
●午後6時55分ごろの局面
藤井7段:74%
渡辺棋聖:26%
残り時間は、
藤井7段:3分
渡辺棋聖 : 1分
先手が4六金と着手し、手番は後手。
候補手は、
・4八金
・4四銀
が出ています。
●午後7時ごろの局面
藤井7段:97%
渡辺棋聖:3%
残り時間は、
藤井7段:3分
渡辺棋聖 : 1分
先手が6四桂打ちと着手し、手番は後手。
候補手は、
・4六桂
・4二飛
が出ています。
●午後7時5分ごろの局面
藤井7段:99%
渡辺棋聖:1%
残り時間は、
藤井7段:2分
渡辺棋聖 : 1分
後手が6二歩と着手し、手番は先手。
どうやら後手玉に詰みはないようです。
藤井棋聖誕生か?
●午後7時11分の投了図
110手で先手の渡辺明棋聖投了。
藤井聡太7段の勝利となり、新棋聖誕生です!
★【藤井聡太の対局速報】7月16日棋聖戦第4局の形勢判断と結果!ヒューリック杯の行方は?:まとめ
終局までドキドキする展開でした。
中盤まで渡辺棋聖が有利でしたが、藤井7段の鮮やかな終盤力が炸裂し、見事棋聖奪取となりました。
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