当サイトにはプロモーションが含まれる可能性があります。

【仙台育英・笹倉】退部or退学なら2021年ドラフト指名の可能性は?

2020年10月現在、仙台育英の笹倉選手が、退部or退学したという噂が流れています。

あくまでも噂ですが、もしこれが本当だとしたら、気になるのはやはり、2021年度のプロ野球ドラフト会議で指名される可能性はあるのか、ということですよね。

その点について調べてみました。

スポンサーリンク

プロ野球の制度をチェック

まずは、プロ野球ドラフト会議で制定されている、指名できる選手とできない選手の条件についてチェックしましょう。

指名できる選手の条件は、以下のように記されています。

ドラフト会議では、新人選手選択会議規約第1条に定められた新人選手が対象となる。すなわち、過去に日本プロ野球の球団に入団したことがない選手のうち、日本国籍を持っている、もしくは日本の中学校、高校とこれに準ずる学校、大学とこれに準ずる団体のいずれか(つまり一条校)に在学した経験をもつ選手である。日本の学校に在学中の場合には、ドラフト会議の翌年3月卒業見込み、大学の場合は4年間在学している選手であること。
※ウィキペディアより引用

指名できない選手については、以下のように記されています。

・当該ドラフト開催年度の4月1日以降に退学した選手
・所属する連盟にプロ志望届を提出していない(つまり進学若しくは就職予定の)学生・生徒(高校生は2004年から、大学生は2007年からの措置)
・社会人野球のチームに入部した選手で中卒や高卒での入部の場合は入部後3年、それ以外の場合は・2年を経過していない者(日本野球連盟との協定による。所属チームが廃部または休部した場合は除く)
・前年のドラフト会議で指名し、その後入団に至らなかった選手(当該球団のみ)。ただし、いくつかの例外事項も存在する。
※ウィキペディアより引用

上記の制度によると、指名できる選手の条件として、高校生の場合は「在学した経験を持つ選手」とあります。

さらにそのすぐ後には、「ドラフト会議の翌年3月に卒業見込み」と書いてあります。

「在学した経験を持つ」という意味では、一度でも高校に在学していればOKのように捉えることができそうです。

しかし、「卒業見込み」となると、退学した選手には得られない条件になります。

 

次に、指名できない選手の条件も見てみましょう。

一番上に、「当該ドラフト開催年度の4月1日以降に退学した選手」とあります。

つまり、「高校3年生になってから退学した場合は、プロ野球の球団はその選手を指名できない」という意味だと思います。

笹倉選手が本当に退学しているのだとしたら、2年生での退学になるので、厳密には上記の項目は当てはまらないような気がします。

直後には、「所属する連盟にプロ志望届を提出していない」選手も指名できないとありますが、こちらは笹倉選手が志望届を出すかどうかですので、考えるのはあとにしましょう。

 

上記をまとめると、「高校2年生で退学した場合については、もう少し細かい点まで突き詰めなければ判断できない」ということになりそうです。

ネット上の情報では、事細かな資料は見つかりませんので、一般人に知りうるのはこのあたりが限界だと思います。

 

ちなみに、高校3年生で退学した場合、その年のドラフトで指名されることはありませんが、1年後以降であれば指名は可能になるようです。

退学から指名を得た選手たち

まずは、大学を中退してから指名を受けた選手を紹介します。

・落合博満
東洋大中退→79年ロッテドラフト3位・後藤光尊
法政大中退→01年オリックスドラフト10位・森山良二
北九州大学中退→86年西武ドラフト1位・大越基
早稲田大中退→92年ダイエードラフト1位・城石憲之
青山学院大中退→94年日ハム5位

森山選手と大越選手は1位指名を受けています。

大学を卒業することより、野球選手としての実力が評価されれば、上位指名を受けるというよい例かもしれません。

高校中退からプロ野球選手になった例もあります。

・松永浩美
小倉工業高中退→79年阪急ドラフト外

ただし松永選手の場合、高校3年生になってからの中退になります。

ですので、1年後の指名を受けたようです。

2年のときに退学し、その後にプロ野球球団からドラフト指名を受けた選手もいるのかもしれませんが、情報は見つかりませんでした。

結局は笹倉選手本人の意思による

プロ野球の球団からドラフト指名を受けるかどうかは、結局は野球の実力がなければありえないことです。

もし本当に笹倉選手が退部・退学したとして、それでもプロ野球選手として活躍したいと思うのであれば、やはりどこかで野球を続けなければなりません。

1人で練習するのは限界があるため、チームに所属することになるでしょう。

仙台育英ほど環境の整った学校で、しかもレベルの高いチームとなると、見つけるのはかなり難しいと思われます。

復学あるいは編入という手もありますし、高校野球をもう一度頑張るのが、プロへの1番の近道かもしれません。

その上で、プロ野球の球団から指名を受けるレベルに達しているのであれば、あとは本人が志望届を出すかどうかにかかってくると思います。

18歳での指名を目指すのか、19歳以降の指名を目指すのか、あるいは野球とは違った道を選ぶのか。

どの道にしても、笹倉選手が活躍できる道を選んでほしいですね。

【仙台育英・笹倉】退部or退学なら2021年ドラフト指名の可能性は?:まとめ

そもそも笹倉選手が退部や退学をしたというのは、噂でしかありません。

チームメイトや学校の生徒は、この噂が本当かどうかをある程度知っていると思います。

しかし、もし笹倉選手が本当に学校に来ていないとしても、休学しているだけという可能性もあります。

もしそうなら、一般生徒が知っている情報も、単なる噂ということになります。

学校側がわざわざ一般生徒に公表することではありませんからね。

笹倉選手に関する他の記事もありますので、よろしければ以下をご覧ください。

★10月26日の追記

笹倉選手の退学が事実であることが報道されました。

野球を続け、ドラフトにかかる実力があれば、2021年度のドラフトで名前が呼ばれる可能性はあるようです。

転校などして野球の実力を伸ばすことが先決ですが、とにかく規定では、来年度のドラフトに関しては問題ないんですね。